【無理に良い姿勢をすると身体を悪くする】
何度も同じ事を伝えなくてはいけない事って多いです。
特に常識とは違う事を伝えるには、しつこさが必要と思った出来事です。
先日、クライアントさんの施術が終わって立って頂くと背中と腰が緊張している。
おかしい!
横になっている時は緊張してなかったのに?
前回、同じクライアントさんにドローイングが良くない話をして、(ブログにもどこかで書いた)緊張しない身体を伝えたのですが、
今度は丹田に力を入れて立つ事をしていました(^^)
既存の常識の反対を伝えるのは、何回も伝えなくてはいけない事を痛感しました。
なので、また書きます(^^)
姿勢を良くする事を長い間伝えられて、良い姿勢にする事が良い事とされている。
姿勢は腹筋と背筋を鍛えて、支えていると思われている。
僕も以前はそう思っていました。
ところが、クライアントさんで、
整体で姿勢を良くしなさいと言われて、毎日、仕事で椅子に座るときに、腰を緊張させて良い姿勢にしていたら・・・
腰椎ヘルニアになって来店。
座ってる姿勢で腰を触ると緊張している。
って事は、ずーっと腰椎を圧迫しているので、物理的にヘルニアになってしまう。
たまーにこのような良い姿勢症候群(勝手に命名)の方がいらっしゃいます。
背中や腰がガチガチになっているのだけど、凝っていると言うより、力が入る癖になっている。
このような方には、だらしない力の抜けた座り方をしてもらいます。
すると、猫背で座っているけど腰や背中が柔らかくなってる。
(もちろん、筋肉内カルシウムが蓄積して硬い凝ってる人は別ですよ)
そして、座骨でバランスを取るように座ってもらうと、力の抜けた良い姿勢になっている。
立つ時も一緒!
そうそう!
立ってる時に
腹筋と背筋で支えていると言うけど
僕もそうだけど
ゆるんでいる人は
立っている時に腰やお腹に力が入ってなくてフニャフニャです。
(体内には70%くらいの水分があって、骨には浮力が働いているので、筋肉がフニャフニャの方が腰が軽い)
上腕二頭筋の力コブを1日中作ってる人いないですよね(^^)
筋肉は緊張と弛緩が大切で
緊張する時間が長くなったら
筋肉内の動脈を圧迫して痛くなるのは当然です。
これが、生理学的な常識なのですが、
世の中は、商売の為なのか?
姿勢を良くする事を訴えてます。
力みを取った結果、重力に沿って立つのが良い姿勢と思います。
かかとの近くの両うちくるぶしの下に重心を持ってくると力が抜けて良い姿勢で立つ事が出来ます。
多少猫背で良いです。
先程のクライアントさんにその立ち方をやっていただくと
腰と背中の力が抜けて、見た目も良い姿勢になりました。
どうしても前へ前へと爪先に重心いってしまうと思うのですが、たまに思い出してみて下さい。
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